イラストレーターとディープラーニング

考察

AI失業
AIの発達によって失業する人が増えると昔のSF作品でよく取り上げられていた題材だ。
最初は事務職等のデスクワークを中心に進められると思っていたが、現実はフィクションよりも奇妙だった。

イラストレーターの今後

最近、中国のゲームメーカーがイラストレーターの失業が話題になっている。
AIがデザインしたキャラクターでゲーム開発が進められていたからである。
このことは世間に衝撃を与えた。
何せ、一昔前、AIが発達しても芸術関係の仕事は失職することはないだろうと言われていて、現実には芸術関係の仕事が失職することになったからだ。
日本では今の所こういった動きはない。
ただその後、後述の理由で著作権違反じゃないかと囁かれるようになり、問題に挙げられるようになった。

ディープラーニング

今からAIの機械学習の仕組み、ディープラーニングについて説明する。
ディープラーニングとは、AIの種類のうちの一つである。
広義のAIとは、基本的に大量のデータの背景にあるルールから作られる。
このルールをコンピューターを用いて発見する方法である。
そしてディープラーニングは多層のルールを組み合わせることで、精度の高いルールを見つけようという考えかたのようなものだと考えればいい。
その層は「入力層」、「中間層」、「出力層」に分けられる。
この「中間層」は層を増やすことで情報の複雑さに対応できるようになり、データの分析速度が向上する。
代表的なAI絵出力ツール「stable diffusion」はこの仕組みで出力している。

ディープラーニングによる猫の画像の出力例(引用元:https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ta/deep_learning)

著作権侵害

前述の仕組みの関係上、AIで絵を出力するためには、インターネット上にある絵という絵のデータを取り込み、そこから出力される。
なのでどうしても取り込み元の絵のパクリのような絵が出力されることが結構多く、実際に著作権侵害で裁判がよく起きている。

いかがだろうか?
だが、そんなAIイラストレーター問題はもしかしたら収束するかもしれない。
ここから先は何か引用元があったはずだが、その引用元を忘れてしまった。
だが理論は通って納得のいく内容のはずなのでであえて書いておく。
もしAIが原因でインターネットにイラストを上げる人がいなくなれば、必然的にAIで出力される絵がインターネットに溢れることになる。
そうなった場合、AIはそのAIで作られた絵を取り込んで絵を出力されることになる。
そうなると最終的にAIで出力される絵は全て似たり寄ったりな絵になってしまうらしい。
ただそうだとしてもAI絵が氾濫することはないだろうと私は考える。
何故なら絵というのは描いた本人の個性が反映されており、人はそこに魅力を感じているから。

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