テイルズオブシンフォニア
先日リマスター版が発売され、悪い意味で有名になったこの作品。
有名になるならまだいい。
最近テイルズオブシリーズ(公式では「オブ」も含めてシリーズの総称をこう呼ぶ)に関していい情報も悪い情報も昔ほど聞かなくなった。
私自身、以前テイルズオブシリーズを遊んでいたことがあるので、今の状況について思うところがある。
そこで今回は表題にもあるテイルズオブシンフォニアの本来の魅力について書く。
特徴
これらはシリーズ全体に見られるが、キャラクターの魅力に焦点が合わせている作品が多い。
それを象徴するのがスキットである。
このスキットというのは、要するにパーティーメンバーが雑談することである。
他のRPGでは冒険の合間、メンバーたちは一体何やってんだろうと疑問に思った人は少なくないのでは?
このゲームではそれが描写されている。
そのことでキャラクターの魅力深みが増してくるのだ。
RPGと格闘
戦闘方法が格闘ゲームみたいにキャラクターを動かして、コマンドで必殺技を使って戦うシステムになっている。
実際、テイルズオブシンフォニアのディレクターは鉄拳のスタッフだったらしく、最近ではスマブラの最新作のプロデューサーもしていた。
この戦闘方法でアクション性の高い戦闘を楽しむことができる。
ただ、テイルズオブシリーズは元々、西洋を元にした世界観のはずだが、
シリーズ通して必殺技の名前が日本語
人気
この作品はとにかく人気が高かった気がする。
私はこのゲームが発売されてから数年後に購入しているが、その時点でも雑誌にこのゲームの投書が多かった。
実際、国内のゲームキューブ版だけでも95万本売れている。
かなり惜しい。
ゲームキューブで唯一100万本売れたソフトが大乱闘スマッシュブラザーズDXのみという事実を踏まえると、その凄さが解るだろう。
ギャグ
このゲームのシリーズはギャグ要素がけっこうある。
例えば本作のヒロインのコレットは戦う際、ピコピコハンマーやパラライボールとかの道具を使って前線で戦う。
少なくともヒロインの戦い方ではない気がする。
他にもとにかくこけることが多い。
そのこけた時の威力は木造とはいえ壁に穴をあけてしまうレベル。
ただそのこける行動が良い方向に物事が動いたりする。
あと敵からアイテムを盗める唯一のキャラクターでもあり、その時にもこける。
本当にヒロインか?(見た目可愛いが)
他にもリーガルという足技で戦うメンバーもいるが、諸事情で手を使わない。
常に手錠を付けており、料理の最中もずっとつけているほど。
(実は料理の上手さがパーティーーメンバーの中で1,2を争うレベルだったりする。)
あと手で戦った方が強かったりする。
頼むから世界の運命がかかっているので手で戦ってくれ
あとはリフィルという、回復術をつかうメンバーもいるが、
とにかく料理が下手
このゲーム、OVAが発売されていたのだが、そのおまけで本作のラスボスにリフィルの手料理を食べさせる場面があるが、
一撃で倒した
このOVA、評判良かったらしく10巻まで発売されている。
ところでテイルズオブシリーズのキャラクターデザインはゲームのキャラクターとしてはどこか特徴的なものがある。
シンプルでカラフル、日本人がよく考えるデフォルメされたファンタジー感がするような気がする。
最近のなろう系にも通ずるようにも思える。
これはドラゴンクエストやファイナルファンタジーには見られない傾向だ。
ドラゴンクエストは中世(多分イタリア)の服装をデフォルメしたような感じで、ファイナルファンタジーは装飾が細かいデザインになっている。
テイルズオブシリーズを昔作っていた会社は日本テレネットという会社(現在はバンダイナムコの子会社が作っている)で、1980年代あたりはパソコン向けRPGを良く作っていた。
テイルズオブシリーズはその年代の作品のキャラクターデザインに雰囲気が似ており、その流れを受け継いでいるのだ。
異世界ファンタジーは昔からあったのだ
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