2023年の8月、世間を騒がせたインターネットミームが生まれた。
バーベンハイマー
同時期に公開していた「オッペンハイマー」と実写版「バービー」を続けて見る…という意味らしい。
作風の違う作品が同じ日に公開されたからというのが理由でもあるが、他にも理由がある。
元々「オッペンハイマー」の監督のクリストファー・ノーランは、「バービー」の配給会社であるワーナーブラザーズを中心に映画作品を作っていたが、仲たがいを起こし、今回の映画はユニバーサルで公開することになり、ワーナーブラザーズは対抗して「バービー」の実写版を公開したため、この二作品続けて見ることを指すのがこのインターネットミームである。
だが、今回の本題はその事ではない。
今回の本題はこのインターネットミームが日本で炎上したことについてである。
バーベンハイマーの炎上
問題は旧ツイッターの「バービー」公式アカウントが「バーベンハイマー」のファンアートをいいねしたことだ。
只のファンアートならまだ許容できたかもしれない。
ただ、これでは公式が認めているのと一緒なので、日本で炎上した。
公開した時期が8月。
原爆が落とされたのが広島が8月6日、長崎が8月9日。
我々からしたらおちょくってるのと一緒である。
ハリウッド版ゴジラでの規制
だが原爆について向き合った映画もある。
有名なのが2014年のハリウッド版ゴジラだろう。
この映画はハリウッド映画にしては原爆について言及する描写が多かった。
まず、ビキニ湾の水爆実験はゴジラを倒すために行われたこと。
渡辺謙演じる登場人物の親が広島で被爆していた設定もあった。
だが実はこれでも削られた方である。
実際はもっと日本の原爆投下に関連する描写があったが、撮影に米国防総省の協力を求めたが、原爆に関する描写を削るよう言われたため、関連する描写がかなり削られた。
だがこれでもかなりマシである。
これより前に作られた1998年に作られたトライスター版ゴジラはひどい。
何故ならこの作品のゴジラはフランスの水爆で生まれた設定になっているからだ。
この映画売れたのは売れたのだが、「アメリカは原爆投下を反省していない」等の文句が言われまくり、全世界からたたかれた。
アメリカ人の原爆についての無知
アメリカ人は実は原爆をただ単なる威力の強い爆弾程度しか考えていない人が多い。
これは1940年代の第二次世界大戦あたりから変わってないのかもしれない。
1940年代なら原爆開発したばかりで、被ばくについて良く解っていなかった側面があるのでまだわかるが、それ以降はほぼプロバガンダが関係していると思われる。
そもそも1940年代あたりからおかしかった。
例えば、
原爆落とした爆心地に兵士を向かわせる実験を行ったり、(兵士は全被爆した)
ミス核爆発というミスコンが開催されたり、
核物質を入れたバターやミルク、チョコレート等の食べ物(被ばくするので絶対に食べないでほしい)
核物質を観察する顕微鏡まで発売された(もちろん被ばくするので遊ばないでほしい)
引用元
https://vid1.ria.ru/ig/infografika/kafidov/Sputnik/jap/atomic_bomb/page3253602.html
https://www.kojundo.blog/experiment/4692/
被ばく
ところで、あなたは被ばくがどんなものかご存知だろうか?
多分放射線にさらされた状態だということを漠然と考えているかもしれない。
私自身も全部知っているわけではないが、知っている限りのことを書こうと思う。
まず、放射線というものはこの世の物質全てから出ている。
勿論私達人間からも出ている。
そして生物はある一定の値まで放射線を受けても大丈夫である。
だが、世間一般に言われるプルトニウムとかラジウムといった放射線物質というものは、他の物質と比べて異常な量の放射線を出している。
だから放射線物質と言われている。
被ばくとは、この異常な量の放射線を浴びることにより、体内のDNAが破壊され、傷が治らなくなったり、新陳代謝ができなくなる状態のことである。
新陳代謝ができなくなると、古い皮膚がとれても新しい皮膚が出てこないので、皮膚の下がむき出しの状態になるので包帯が手放せなくなってしまい、普通の生活が送れなくなってしまう。
そして死ぬまで全身に痛みが走り続け、もがき苦しむ人生を歩まなければならなくなるのだ。
この被ばくを直す手段は今のところない。
体全身のDNAを元に戻す手段が今のところ見つかってないからである。
ただこれを利用して、がんを治療することもできる。
がん細胞は絶え間なく増殖するため、放射線をあてて消滅させるのである。
放射線をあてたがん細胞は増えなくなる。
多分ここまでの知識をしってるアメリカ人はそこまでいないと思う。
アメリカ人にとっては原爆は戦争を終わらせた兵器という認識が強いので、どうしてもプラスの側面しか見ていないところがある。
しかしアメリカ政府が原爆のプラス面しか伝えないプロバガンダをやめない限り、この現状は変わらないだろう。
被ばくしている人物は現代でも少なくない。
できる限り、偏見ではなく、正しい知識を持とう。
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