このサイトの読者はアメリカの「コミック」を読んだことがあるだろうか?
私は少し読んだことがある。
最近だとマーベルのコミックを原作にした映画がヒットしている。
実はマーベル映画がブレイクする前はスーパーマンやバットマンのDCコミックスの方が有名だったが、覚えている人はどのくらいいるのだろうか?
日本の漫画、主にバトル漫画のキャラクターは大体目的を持っている。
例えば、ナルトは「火影」(ナルトの世界における里の一番偉い人のこと)になること、金色のガッシュのガッシュは魔界の王になること、ワンピースのルフィは海賊王になること、マジンガーZは機械獣軍団を倒すこと、仮面ライダーはショッカーを倒す事が目的である。
目的があるので、達成すればそこで終わり、最終回である。
対してコミックの主人公は大体平和を守ることが目的のため、日本の漫画のキャラクターと比べると目的があいまいで、必然的に倒すべき敵も無尽蔵になってしまう。
そのことが原因でコミックには最終回と呼べるものがあんまりない。
権利者の指示で終わりを迎えることになる。
ここで権利者という単語が出てきたが、そのことについては後で書く。
コミックは大体チーム制で書いている。
日本も大人数で書いているところがあるが、少し違う。
日本は作者が大体の物を描き、アシスタントが手間のかかるところ(背景とかモブ人物とか)をやっている様な感じだ。
アメリカは、脚本家、色ぬり担当、線画担当と分業制になっている。
他にも、コミックには作家性を反映させにくいという弱点がある。
漫画の権利は作者本人が持っているが、(作者本人の権利管理の会社というのもある)コミックの権利は大体出版社が持っている。
そのため、著作権を持っている会社のゆうことを聞かなければならず、コミックの作者は書きたいものを描けないという問題がある。
漫画はジャンルが多種多様に存在し、戦うことが目的じゃない作品も多い。
しかし、コミックはほぼスーパーヒーローの話である。
実は理由があるらしい。
アメリカは建国から約200年。
歴史の偉人が少ない。
日本だと武人ならば宮本武蔵、柳生十兵衛、神武天皇。
スイスならウィリアム・テル、フランスならジャンヌ・ダルク、イギリスならアーサー王がいる。
だがアメリカにはそういった類の人がいない!
そのことがアメリカ人のコンプレックスになっている点になっているのだ。
そのコンプレックスを埋めるためにスーパーヒーローもののコミックが多いのではないかという説がある。
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