スターウォーズは特別な映画といっても過言ではない。
昔テレビで放映される時はお祭り騒ぎで、私が小さい頃は昔公開されていたもののリマスター版が公開されていた。
昔の映画にも拘わらず物凄い人気だった。
ただ、何が「特別」なのかよくわからずに見ている人も多いと思う。
今回はその点を掘り下げていこうと思う。
ただ、あくまで要因としての解説になるので、内容に深く踏み込んだ内容はあまり書かないのでそこはご了承願いたい。
特撮とドラマのバランスがいい
例えば、昔のゴジラ映画は特撮で表現できる場面を中心に映画を作ることが多かったので物語があまり面白くないと思う人が多かった。
昔の特撮映画はこれを表現したいという場面を中心に映画を作ることが多かったため、特撮マニアから今でも評価が高い作品が多いのだが、逆に言えばマニア以外は受けが悪かった。
最近のゴジラ映画の評価が高くなったのはCGの発達で表現できる場面が増えたので、映画の構成の制限が無くなったからというのもデカい。
スターウォーズは特撮で表現できる場面と物語の構成の兼ね合いが素晴らしく、昔のゴジラ映画みたいなアンバランスさはなかったのだ。
ライトセイバー
これは発明といってもいい。
ライトセイバー自体がスターウォーズのアイデンティティともいえる。
何故かというと、SF映画でチャンバラできる様になったからだ。
チャンバラといえば時代劇の専売特許みたいなものがあるのだが、それをSF映画に持ち込んだのだ。
他のSF映画は戦闘シーンは銃で撃ちあうしかほぼないため、単調になりがちになってしまう、なのでこのオブジェクトができたのだと考えられる。
そのため他の映画にはない迫力をこの映画は出すことに成功している。
最近のスターウォーズは原作者のジョージルーカス以外の人が作ることが多いのだが、このオブジェクトを使った描写をやりたいがために参加する人もいる。
スターウォーズ以外だとどうしてもライトセイバーを出すとパクリに見えてしまうというのもある。
(日本は元々時代劇の文化があるせいか、ガンダム然り普通に出ている)
実は自主製作映画
一般的に映画は複数の出資者を募って製作費を回収して映画を作るのが一般的だが、スターウォーズシリーズの5,6,1,2,3は制作会社であるルーカスフィルム自身が捻出して製作費を出している。(4のみ出資者を募って、公開した後ギャラの代わりにスターウォーズの版権を取得した)
どうやっているかというと、スターウォーズの版権はルーカスフィルム自身が持っており、その版権でおもちゃ等のグッズを販売して莫大な収益を上げており、それを製作費に充てている。
何でこの自主制作みたいな体制で作っているかというと、監督であるジョージルーカスが出資者やプロデューサーからいろいろ言われるのが嫌だったからである。
自主制作体制なので自由に作品を作ることができた。
例えば、ハリウッド映画ではよくキスシーンがあるのだが、これは出資者に保守的な思想を持ってる人が多く、入れてなかったら文句言われる傾向が多いため、殆どキスシーンを入れることが多いのだ。
他にも国ごとの映画でよく見るシーンがあれば、それは大抵出資者からの横槍なのだ。
その為、ジョージルーカスはハリウッドで一番自由に製作費を使うことができた人だと言われている。
こんなことができるのは後にも先にもジョージルーカスだけだろう。
他に似たようなことをやってるのはスタジオジブリかスタジオカラー作品ぐらいである。
中でもスタジオカラーの製作費の回収はルーカスフィルムとほぼ同じ方法である。
なので、代表の庵野秀明は海外では日本のジョージルーカスと言われている。
見る順番
映画の公開順に見る方が良い。
456123が正しい見る順番だ。
456はルークスカイウォーカーの話で、123がアナキンスカイウォーカーの話になっている。
公開順に見ると456が本編で123がその外伝みたいに見る事ができるが、その後123456の順番で見るとちゃんと一繋ぎの物語に見える仕組みになっている。
なので、もし見たことない人にスターウォーズを勧める場合、最初に456を見せるのが良いだろう。
映像は古いが、それを補うくらいのクオリティがある。
最近の作品について
前述の「見る順番」に少しかぶっているかもしれないが、ディズニープラスや映画でスターウォーズの新しい作品を見るとき、事前知識がないのでどれを前に見たらいいのか解らないという人が多いかもしれないが、そういう時は最低限456を見ておけば大丈夫である。
それ以外の123以外の作品は特に見なくても他の作品を見ても大丈夫なので安心してほしい。
789はどうなの?と聞く人がいるかもしれないが、それらは見なくてもいい。
というより、世間的な評判を見てもあまり良くない。
評判のいい作品を見たいというなら、下記の方に順番を書くので、その順番で見るといいだろう
456(オリジナル・トリロジー ルークスカイウォーカーの作品)
↓
123(プリクエル・トリロジー アナキンスカイウォーカーの作品)
↓
マンダロリアン(シーズン1,2)※ドラマシリーズ、もしこの作品をいち早く見たい場合、456だけ見てもOK
↓
ボバフェット ※ドラマシリーズ、マンダロリアンの間に挟む感じの時系列になっている
↓
マンダロリアン(シーズン3)
マンダロリアンってどんな作品って思う人がいるかもしれないが、グローグー(別名ベビーヨーダ)が出てくるドラマシリーズである。
他にもローグワンという作品とハン・ソロという作品もあるが、これらも456の後に見れば大丈夫である。(ただ時系列的な流れでマンダロリアンを優先した)
ボバフェットは元々456に出てくる登場人物だが、(一応2にも出てくる)作品自体がマンダロリアンのスピンオフという扱いなので、この流れで見る事をお勧めする。
他にもアソーカというドラマシリーズがあるが、これは前提知識があまりにも多く必要なため、これらの作品見ただけでは理解できない可能性がある。
アソーカは元々アニメシリーズの「クローンウォーズ」、「反乱者たち」の登場人物である(マンダロリアンにも出てくる)。
どういう人物かというと、
まず彼女は123の主人公のアナキンスカイウォーカーの唯一の弟子であるが、ある事件がきっかけで3の前にジェダイをやめてしまった人物である。
「クローンウォーズ」でジェダイから離れた後、「反乱者たち」で主人公たちに協力して帝国軍との戦いに身を投じるのである。
また、このアソーカには「反乱者たち」の登場人物も登場する。
私がお勧めしなかった理由はこういった事が絡んでいるからである。
アニメシリーズの重要エピソードに関してはいずれこのブログにまとめようとは考えているので、待っていてほしい。
フォースとともにあらんことを
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