タイトルを見てなんのこっちゃと思うかもしれない。 フィリピンは日本より英語を話せる人が多い。
最近は英語を身に着けさせるためにフィリピンに留学させる家庭もある。
実はフィリピンと同じ様に英語を話せる人が多い国は発展し辛い傾向がある。
フィリピンの母国語はタガログ語。
だが生活のすべての場面でタガログ語が使われているわけではない。
例えば、学校の授業は殆ど英語で行われている。
何故英語かというと、数学や化学にはタガログ語で表現することができない概念が多く、代わりに第二公用語の英語が使われている。
フィリピンは昔アメリカの支配下を受けていたが、こういった側面もあって、英語が使われているのだ。
ここからが本題。
何で第二公用語に英語が使われてるのに発展し辛いか。
それは、アメリカやイギリス等の英語圏の国に移住してしまうからである。
大体電気工学や遺伝子、コンピューター技術等の知識を身に着けたら、フィリピンよりもアメリカとかの企業で就職する方が給料が高かったり、大学に通えるため、ある程度の年齢になったら移住してしまうのだ。
これは恐らく他の国にも当てはまり、実際ノーベル賞を受賞してる人たちは殆ど英語が話せる。
唯一喋らないのは日本人くらいだ。
では何故日本人は英語を話せる人がいないのか。
それは話す必要が無いから。
日本語は表現の幅が多く、数学とかも日本語のみで学ぶことができたり、論文とかも日本語に翻訳できるので、学者もわざわざ英語を学ぶ必要が無くなり、研究に専念できた。(これがノーベル賞に繋がってくる)
ここで一つ疑問がある。
何故英語を公用語にしている国が多いのか。
それは昔、イギリスの植民地が世界中にあったからである。
香港とかインド、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリア、カナダ、南アフリカ連邦等、沢山存在した。
その時のイギリスは大英帝国と呼ばれ、今でいうアメリカみたいな影響力を世界中に響かせていた。
しかしその植民地も次々に独立し、覇権国家の地位もアメリカに取られてしまった。
ただ、イギリスの元植民地だった国は今でも英語を話せる。
それに目を付けたのが、今の覇権国家のアメリカ。
アメリカの公用語はイギリスと同じ英語。
同じ公用語の国から才能あふれる人材に移住してもらおうと考えた。
何をしたかというと、「映画」を国策で作った。
アメリカはイギリスから独立した歴史があり、イギリスの盛んだった演劇の文化も受け継いだ。
その文化を映画製作に活かすことができた。
クオリティの高い「映画」でアメリカはいい国だと全世界に宣伝したのだ。
このことにより、全世界から優秀な人材がアメリカに集まり、アメリカは発展することができた。
ここから解ると思うが、優秀な人材を引き抜かれた国はどうなるか。
国を引っ張る人がいないので、発展し辛くなってしまうのだ。
それが英語を公用語だったり、話せる人が多い国の悩みの種である。
明治時代の日本人たちは、こういったことを予測したのか、それともただ単に英語を話すのが嫌だったのか、とにかく英語を学ばなくてもいいように日本語の表現を増やして翻訳しやすくし、他の国の言語をあんまり学ぶ必要を無くしたのだ。
ズボラというべきか、効率化したというべきか…。
ただ何にしても我々日本人はこういったことの恩恵を得ているのは事実である。
先人に感謝である。


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